Lizzie motor cycleのブログです。
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先日から、社用車の一台、ハイゼットカーゴ君のエンジンの調子が悪くなってしまいました。
毎日福岡市内のあちこちに出張作業(主にバイクの鍵作成)に行く車で、年間の走行距離もものすごい距離なので、色々とガタが来てるのですが・・・
今回は走行中にエンジンが吹け上がらなくなり、アクセルをどれだけ踏んでも時速10キロしか出なくなり、大渋滞となりました(^_^;)
いつも調子が悪いわけではなく、調子よく走ってるなと思ってると、突然発作が起きたように、エンジンの点火がカットされ、スピードがガタっと落ち、しばらくそのまま我慢して走っていると、また復活して調子良くなると言った感じでした。
そんな感じだったので、そのまましばらく我慢して乗ってたのですが・・・
だんだんと、調子が悪くなる時間が多くなって来たので、いよいよ修理しないとヤバいと考え、仕事の合間を縫って、取り掛かりました。
まず最初に取り掛かったのは、イグニッションコイルの交換でした。
このS200Vと言う形式のハイゼットは、イグニッション系が悪くなるとよく聞くのと、調子が悪くなるとき、どうも点火がカットされているような感じがしたので・・・
とは言え、純正のイグニッションコイルはとても高価なため、社外品のイグニッションコイルを調達しました。
この車ももうすぐ20万キロですし、いつまで乗れるかわからないので、とりあえず純正でなくても良いかと思い、社外品にしたのです。
これが大正解!!
見違えるように調子が良くなりました。
いやー、調子良くなって良かった!
と喜んでたのですが、しばらくするとまた調子が悪くなり、エンジンの点火がカットされるように・・・
しかもこれまでより、調子が悪くなり出すと、復活するまでにかかる時間が長い(´Д` )
最終的には時速10キロしか出なくなりました・・・
しかも、夕方渋滞する時間帯に限って調子悪くなるのです。
そこで今度はO2センサーを交換しました。
聞くところによると、S200VはO2センサーも悪くなるそうです。
まぁ、もう20万キロ近く走っていますからね。
写真はありませんが、O2センサーを外してみたら、確かに悪くなってそうな感じでした。
なので、これも新品に取り替えしました。
例によって、社外品です。
実は今回のエンジン以外にも、これまでいろんな所が悪くなり交換して来たのです。
例えば
・ブロアモーター
・セルモーター
・燃料ポンプ
・ロアアーム
などなど・・・
しかも距離も20万キロですし、車検も残り一年ですから、この先長く乗れるかどうかも微妙ですので、高価な純正品を入れるよりは、耐久性がどうかわからなくても社外品で済ませようと言う感じなのです。
これもまた大正解で、調子が悪くなってたのが嘘のように、エンジンがキレイに吹け上がるようになりました。
イグニッションコイルと、O2センサーを替えて、快調に走れるようになり、
いやーめでたしめでたし
と、思っていたのですが、調子の良い日もそんなに長く持ちませんでした(^_^;)
しばらくするとまたエンジンの調子が悪くなったのです。
同じ吹け上がらないと言う症状なのですが、今回は症状が出るとき、若干ノッキングが発生するようになりました。
どうやら今度は燃料系のトラブルのようです。
もう悲鳴をあげそうです(^_^;)
そんなこんな紆余曲折がありまして・・・
先ほど、意味があるのかどうかわかりませんが、とりあえず手始めに、インジェクターを外してみました。
すると、汚れが付いていました。
それこそ意味があるのかどうかわかりませんが、汚れを落としてみました。
とにかく外観はキレイになりました(^O^)
内部の見えないところに汚れが溜まってなければ良いのですが・・・
どうか良くなってくれますように!!
祈りながら、部品を組み付けて行きました。
エンジンを掛けて、走ってみたら、とりあえず調子よく動いています(^O^)
このまま調子よく走り続けてくれると良いのですが・・・
何か進展があればまたお伝えします(^_^;)
それでは今回のブログはこの辺で。
さて、今日は何の日かと言いますと、そう、博多祇園山笠の日でしたね!!
皆様は山笠を見に行かれましたでしょうか??
私はと言いますと・・・
昨日遅くまで仕事をしていたので、起きれませんでした(^_^;)
福岡に出てきて15年、今年こそはと思いながら・・・
毎朝6時台には起きてるのですが、山笠を見に行くためにはもっと早く起きねばならない。
わかってはいたのですが、睡魔に負けました(^_^;)
まぁ、たくさん仕事を頂いてるのはとても嬉しい事ですし、なんだかんだと仕事が好きなので、良いのですが。
来年こそは見に行こう!!
なんて思いましたが、考えてみたら毎年同じことを思っていることに気がつきました。
いやー、それにしても今日の福岡はすごい雨ですね!!
こんな時は、事故にくれぐれも注意が必要です。
焦って運転している人がとても多くいるようなので、巻き込まれる可能性が非常に高いです。
バイクは一度事故に巻き込まれると、大きな怪我をしたりなどします。
幸い、リジーモーターサイクルのお客様の中には、大事故に遭った方は今のところおられないのですが・・・
本当に心配です。
それにしても、いつになれば梅雨が明けてくれるんでしょうか・・・
それではみなさま、今日も安全運転でお願いいたします!!
またまた前回ブログを更新してから、半年が経過しました。
ここのところ、半年ずつの更新になっております。
さて、本日はすごい雨でしたね。
昼頃は、福岡県全域で大雨洪水警報が発令され、また福岡県内一部(新宮町・古賀市の数世帯)では、土砂災害の恐れがあるとして避難勧告が出され、宗像市全域では、避難準備となりました。
夕方になって、嘘のように天気が落ち着きましたが、依然土砂崩れなどの自然災害には注意が必要です。
しばらくは、防災情報やニュースなどに注意をした方が良いかもしれません。
さて、今現在は路面も乾いてきたようではありますが、山間部はまだ路面が悪いと思われます。
バイクに乗って通勤通学をされてるみなさま、悪路に足をすくわれないように、注意してライディングされてください。
バイクでぬかるみを走るときは、不用意にアクセルをオンオフしたり、急ハンドルを避け、一定速度で走ることが重要です。
皆様の安全が、何よりの願いです。
やっぱりお客様が事故に遭われたというのが、最もツライですので。
しばらく福岡は、パッとしない天気が続きそうですが、頑張って乗り越えましょう!!
それではまた!!
今更ながらですが、皆様新年あけましておめでとうございます(^_^;)
昨年は、福岡市内はもちろん、近郊の都市の方々からたくさんのご依頼をいただきました。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。
さて、新年始まって2週間が過ぎましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
正月といえば、今年は正月休みを長めに取りまして、私高橋は、実家に帰省しました。
福岡に出てきて15年。
その間、正月に実家に帰省したことはほとんどないのですが、十年ぶりくらいに家族で正月を過ごそうと思い立ち、帰って来ました。
福岡市内から関西というのは、帰省ラッシュと逆方向になるので、新幹線も予約が取りやすいようで助かりました。
ここ最近は、経営者の集まりや、企業研修などで東京や大阪方面に行く事が多いのですが、福岡空港から飛行機を使う事が多いので、新幹線に乗るのは久しぶりです。
やはり、乗り物が好きな自分としては、ワクワクしますね。
(バイクの方がもっとワクワクしますが)
そんなこんなで、新大阪駅に付き、足早に実家に向かいました。
やはり、実家はいいですね(^-^)
さて、今年のリジーモーターサイクルの活動ですが、今年はレースに参戦するかどうか現時点では未定です。
その代わり、今年はスタッフやお客様を集めて、オフロード車で福岡の林道ツーリングなどを考えています。
リジーモーターサイクルにあるKTM250SX-FやCRF250Rは、クローズドサーキット用なので、公道を走れるものを一台ないしは二台ほど用意しようかと考えております。
今のところ、構想の段階ではありますが、暖かくなった頃行きたいと思います。
2014年も福岡市のバイク屋、リジーモーターサイクルをよろしくお願いいたします。
数日前までの大雨が嘘のように、昨日からカンカン照りになりました。
いよいよ福岡も梅雨明けですね。
こうなると心配なのは熱中症です。
今日の福岡は34℃まで気温が上がるそうでf^^;)
いやぁー、たまりませんなぁー。
そんな折、めでたくお店用にと、エアコンを頂き、取り付けをしたのですが・・・
ガスが抜けてるらしく、使い物になりません(><;)
悲しいですねぇー。
そんな暑い中、我がKTMを分解清掃しました。
暑くてブッ倒れそうでした。
ただいまキャブレターを分解整備中です。
装着されているFCRキャブレターは精密で細かい部品が多いのですが、そんあ細かい部品が、花子から猫パンチされないかと心配しております。
何度か危なかったのですが、今回は無事に組み立てが出来ました。
さて、本当に暑い。
皆様も熱中症にかからないように、こまめに水分を摂るなどして、今日も一日過ごすましょう!!
福岡市のホームページによりますと、本日は大気汚染物質pm2.5が、国の環境基準を超過したようです。
本日は窓を開けての換気を控える事が望ましいそうです。
また、外出時はマスク着用が推奨されるとか・・・
しかし僕、今日は朝からご予約を数件頂いていたため、早めに出勤をしたのですが、朝福岡市のホームページチェックするのを忘れ、窓を全開にして出てきてしまいました・・・
いやぁー、参りました(^_^;)
ところでこのpm2.5は、やはり猫にも悪影響なのでしょうか??
うちに遊びに来る花子さんは大丈夫なのかなぁー。
とても心配です。
心配と言えば、当店がある南区中尾は、お年寄りの方が多い地域でありまして、たくさんのお年寄りがお店の前を通っていたり、また、世間話をしに立ち寄ったりしていただいてるのですが、ここ最近の暑さで、熱中症とかになっていないかなぁーと、心配です。
本当暑いですよね・・・
今日の予想最高気温は29℃。
まだ梅雨入り前だというのに、恐ろしいですね(^_^;)
皆様も、熱中症にならないように、水分補給を心がけて、今日一日も乗り切りましょう!!
それではまた(o・・o)/~
いよいよゴールデンウィークも終わり、今日からお仕事の方も多いのではないでしょうか?
皆様、ゴールデンウィークは充実して過ごせましたでしょうか??
自分は今年初めて、どんたくに行きました。
福岡に出てきて14年、今年こそは行こうと毎年思いながら行けずでしたが、14年目にしてようやく行くことが出来ました。
まずはお櫛田さんにお参りをして、冷泉公園を抜け、パレードが行われている明治通りへ。
初めて行ってみたら、まずは人の多さにびっくり。
さすが日本有数の観客動員数を誇る祭りだなーと感じました。
参加されてる方も、見物の方もすごく楽しそうで、エネルギーに満ち溢れているなーと感じました。
しかし、人混みが苦手な自分は、ちょっと疲れてしまい、すぐに会場をあとにしてしまいました(^_^;)
さて、リジーモーターサイクルは今日から通常営業。
今日も一日頑張りましょう!!
本日の福岡市は、有害物質PM2.5が、国の定める環境基準を超過する可能性があるとして、警戒予報が出ております。
外出を控え、外出時はマスク着用が望ましいとのことです。
また、洗濯物を外に干すことや、部屋の換気も控えたほうが良いとか。
詳しくは福岡市のページをご覧下さい。
みなさまも健康には十分気を付けましょう。
昨年、ご依頼を頂いたお客様、ありがとうございました。
本年も何卒、リジーモーターサイクルをよろしくお願いいたします。
さて、年末年始、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか??
僕自身もホント久しぶりにお休みを頂き、宗像大社に初詣に行ったりと、正月らしい事をしました。
ただ、正月は飲みまくるぞー!!
と、気合を入れ、ビールやらなんやらを買いだめしていたのですが、久しぶりの休みで気が抜けてしまったのか、風邪をひいたようで、頭痛が激しく、ほとんどお酒を飲みませんでした。。。
さて、当店は昨日より通常どうり営業をさせて頂いております。
年末年始中に故障したと言うお客様から、たくさんのお電話を頂いております。
そのため、誠に申し訳ありませんが、時間帯によっては、ご希望の時間にお伺いしづらい状況であります。
もし、当店のご利用をお考えのお客様がおられましたら、ご予約分から優先して受け付けておりますので、早めのご予約をお願いいたします。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!!
福岡のバイク屋、リジーモーターサイクルトップページはこちら
遅くなりましたが去る9月16日に開催されたMFJ全日本スーパーモタード選手権MOTO-1ALL STARS第七戦HSR九州に参戦してきました。
結果は決勝9位でした。
当日、チームLizzie motorcyclesのパドックまで足を運んでくださり、ご声援いただいた皆様、BRAINS様、ありがとうございました。
また、当日手伝ってくれた友人達、D-GARAGEの緒方社長、メカニックを担当したくれた二人のスタッフさん、淀川監督に感謝致します。
また、励ましのメッセージを下さったAMRカスタム管理人さん、現役時代からいつもありがとうございます。
前日にメールをくれた両親、忙しい合間を縫って寝る間を惜しんで応援に来た大好きな人にスペシャルサンクスです。
お陰様をもちまして、2009年を最後に活動を休止していた上、準備期間がわずか一ヶ月半しかなかった自分が、日本の舞台で半分より上に行くと言う目標を達成出来ました。
当日は時折激しく降る雨のおかげで、初めて体験するような泥々の超マディレースでありました。
またここ熊本県のHSRは火山灰で出来たダートコースであるため、雨が降るとモタードマシンでは、テーブルトップを登るのですら困難になるほどツルツルになる上、ターマックと呼ばれるロード区間のアスファルト全域にそのツルツルの泥が引っ張られ、ダートを苦手とし、ターマックを得意とする僕には、最悪のコンディションで、辛く忍耐のレースでした。
決勝では、ミスを犯しバンクに乗り上げて転倒を喫し、ギアが噛み込んでしまったためエンジンの再始動にかなり手間取り、一瞬諦めそうになったのですが、最後まで全力で走り抜けて9位でゴール出来たのは、本当に皆様のおかげです。
ありがとうございました!!
(ゴール直後の瞬間・横山さんに撮って頂きました)
2010年、同じように準備不足で臨んだこのレースでは、後ろから2番目と言うボロボロの成績だったこともあり、この結果にはある程度満足をしております。
完全に納得の行く結果ではありませんでしたが、何はともあれ、超久しぶりのレースを楽しむことが出来ました。
そんなこんなで一日のレポートです。
(色々ありすぎて、レポート長いです)
前日行われた練習走行では、ドライコンディションで、すごく走りやすかった。
一本目の走行こそ、ダートで転倒しまくったり、ターマックでもオーバーランを繰り返し、上手く走れなかったものの、二本目、三本目と回を重ねるごとに修正を重ね、良い仕上がりとなりました。
四本の走行を終え、トップのライダーたちにダートでは離されるものの、得意のターマックでは十分ついていける。
何人かのライダーよりもターマックでは自分の方が速いと言う手応えを得ました。
もちろん、そのライダー達がずっと本気で走っていたかどうかは不明でありますが、とにかく翌日の本番に向け、いい精神状態を作れた事は事実です。
思えば一月半前、AS九州に出場しようと決め、ずっと乗っていなかったバイクを引っ張り出して練習を始めた頃、バイクの加速が恐怖でしかない程落ちぶれていたのに、この短期間でよくここまで感覚を戻せたものだと自分を褒めました。
そして迎えたレース当日。
朝からまさかの雨。
前日の練習がある意味無意味なものとなりました。
競技委員長からウェットレース宣言が出されました。
ツルツル滑る火山灰の黒土に苦しまされるレースが始まりました。
前日、僕のKTMさんに新品のスリックタイヤを履かせて準備してたのに、まさかの雨となってしまい、自分はブリーフィングに参加せねばならない為、スタッフさんに急いでレインタイヤに履き替えてもらいました。
ブリーフィング終了後、すぐに出場してるMOTO-2クラスの公式練習があったのですが、スタッフさん達の尽力で問題なく走れました。
異常にツルツル滑るダート区間に苦戦したものの、転倒もなく、無難に終えました。
が、やはりツルツルのマディ路面では、絶えず体重移動でバランスを取ったり、アクセルワークやクラッチワークも忙しくなり、決勝では体力持つんだろうかと不安になりました。
とにかくタイヤがグリップしない為、淀川監督の指示で、グルービングをして、溝を増やす事に。
同時に、ターマックでの操作性を犠牲したとしてもダートでの走りやすさを重視する為、エア圧を下げ、サスペンションのセッティングもダート重視に変更しました。
ターマックではどんなに乗りにくくなったマシンでも、ある程度は上手く走れる自信があった為、苦手なダート重視のセッティングに切り替えました。
そして迎えたタイムアタック。
自分が速いのかどうかなどとりあえず考えず、ダートでは無難に、得意のターマックでは、転倒して怪我や精神のバランスを崩すことのないように、ある程度マージンを残しセーブしながらも、ペースを上げて走りました。
ボチボチ走れると言う手応えを掴みながら、タイムアタック終了。
結果は11位でした。
今回は22台エントリーだったので丁度真ん中。
もともと、真ん中くらいの順位になれればいいなーなんて考えてた自分はとりあえず満足。
そんなにくつろぐ間もなく、今度は予選ヒートが始まりました。
タイムアタックが目標だった真ん中だった為、何だかリラックスしたままダミーグリッドへ向かいました。
選手紹介の後、ウォーミングアップランがあり、スターティンググリッドに並びました。
レッドシグナルが灯った瞬間、えも言われぬ恐怖心に襲われ、
「あれっ、次どうするんやったっけ??」
「そうやった、全灯消灯でスタートやった」
とか思いながら、レッドシグナルが灯るとみんな叫びはじめるので、自分も負けじと大声で叫び、ブラックアウトでスタート
「行けぇーーーーっっ!!」
と、叫びながら第一コーナーであるダートに向かって突っ込んで行く。
団子状態で進入した第一コーナーでまさかのスピン。
転倒は免れたものの、場所が場所だけに、全車行きすぎるまで再スタート出来ない状況に。
「焦らなくても大丈夫、結構な台数がダートで絡んで転倒するはず。
むしろここで混乱を避けよう」
と、周りが静かになった頃再スタート。
読みは当たり、結果大幅なジャンプアップで6位フィニッシュ。
昼休みに。
雨のおかげで午前中はレース進行が遅れていましたが、午後からはオンタイムに戻されたため、昼休憩の時間が短縮された。
いよいよ決勝ヒートの時間が近付いた頃、風邪でも引いたのかと言うくらい身体がだるくなり始めた。
こんな時に何してるんだよ!!
と、一瞬思ったが、もしかして緊張して全身が重だるくなってるのでは??と思い直し、
あれ、レースしてた頃いつもこんなだったかな??
とか、過去を思い出しながら、準備をした。
6番手スタート。
予選ヒートとは打って変わって、プレッシャーが掛かり始めたが、選手権を本気で戦ってた頃と違い、今は楽しもうと自分を落ち着かせ、エンジンを掛け、スタート前チェックの場所に向かう。
この場所で、同時開催されたエリア戦の表彰式終了まで長々と待たされ、緊張による重だるさと、待ち疲れで少しフラストレーションが溜まった。
淀川監督がこの場所まで来てくれて、勇気づけてくださいました。
そして、ようやくゲートオープンになり、ダミーグリッドに向かう。
ダミーグリッドには、スタッフさんと、淀川監督が待ってくれていて、この場所で作戦を伝えられる。
写真を見ると、スタッフの一人、和人さんの表情が強張ってるのが印象的ですが、自分はこれからのレースに向けての作戦で頭いっぱいで、それに気づきませんでした。
そして、ウォーミングアップランがスタートしました。
スタート前に色々とトライしていると、ダートでまさかの転倒。
ちょっと痛かった。
ダートを抜けターマック区間に入ると、アスファルト全域にダートの泥が引っ張られ、汚れている事に気づいた。
フロントタイヤにちょっとでも負荷を掛けると、フロントがスコンと容易に滑る。
「自分のライディングスタイルである、フロントタイヤに大きく負荷をかける乗り方では、今日は全く通用しない。
ここに来てまさかのライディングスタイルの変更をせざるを得ないという状況に追い込まれた」
それにしても、ちょっとでもペースをあげるとグリップを失いそうな感じで恐ろしくてペースを上げれない。
「もう少しでウォーミングアップラップも終了するのに、びびってこんな遅い速度しか出しきれない自分がやばい
恐怖心でバイクも全くバンクさせれないし」
と、焦り始めましたが
「いや、先ほどの転倒のおかげで遅れてしまい、他人の走りが見れなかったが、もしかしたらみんなこんな感じでビビってるんじゃないか。
スタートして、周りより大幅に自分自身が遅かったなら、その時に初めて焦って色々考えようじゃないか」
との声が頭の中から聞こえて来たので平静を取り戻すことが出来ました。
そして、レッドシグナル灯りました。
面白いもので、観客には高まるエンジン音で何も聞こえないかもしてないけど、レッドシグナル点灯した瞬間、何人かのライダーは大声で叫びだすのです。
自分も負けず劣らず大声で叫び、そしてブラックアウトで有効回転数を外さず、最大限の加速を引き出す事に集中しつつ、周りの動きに注意しながら
「行けぇーーーーー!!」
と叫びながら第一コーナーへ。
ダートで数台に抜かれつつも、焦るな、チャンスは後から必ず来ると自分に言い聞かせ、苦しいレースを消化していく。
ターマック区間はやはり自分の思った通り、周りもペースが遅く、容易に追いついて行けた。
しかし、泥々のダートは自分にとっては地獄絵図以外の何者でもなく、体力と精神力をどんどんと消耗してしまった。
そんな矢先、ミスを犯し、オーバースピードとなり、ビビってコントロールを失い、コースのイン側の土手に向けてまっしぐらに。
一旦土手を乗り越えようとも思ったが、コースのテープをカットしてコースを外れたら失格となるかもしれないと思い、土手に乗り上げバイクを倒し、コースアウトを防いだ。
バイクを土手から出そうと思っても、エンジンが止まり、ギアがなかなか抜けず、出せなくなった。
「はぁ、やってしまった。
もう終わりや」
と一瞬諦めてしまいかけたものの持ち直し、慌てずギアをニュートラルにし、引きずり出しエンジン始動。
その瞬間、闘争心全開となった。
前を走るバイクにどんどんと追いつき、数台をパスした。
また、目の前で転倒した数台のバイクをうまく処理し、どんどんと前に行った。
目の前に笠くんの背中が見え、絶対にパスしてやろうと追いかけた。
普段のドライでは何の問題もなくジャンプできるコブで、笠くんがスタックしていたのでパス。
そのまま闘争心全開のまま走っていると、先の方にヨッシーの姿が。
絶対にブチ抜いてやろうと、得意のターマック区間でペースをあげ、真後ろまで迫った。
間にもう一台バイクがいたがこれをパスし、ヨッシーに挑んだ。
が、幾度となくブロックをされ、なかなか前に行けなかった。
「師弟対決。
今回は弟子に軍配が上がった。
なんていうシナリオってよくあるよね。
そんな時、師はどんな表情をするんだろう。
いや、勝つのは師である俺の方やでぇーーー!!
まだまだ俺は負けらんねぇ」
と、気合を入れ直し追いかける。
ダートからターマックに変わるコーナーでは、ジュクジュクの黒土が目一杯バラまかれ、アクセルを開けても、リアタイヤが空転しバイクが真横を向くばかり。
先にターマックに飛び出したのはヨッシーであったが、後方の自分の方が、先にうまくバイクの方向を出口に向け、グリップを回復することに成功。
弟子をパス。
この所練習では、久しくバイクに乗ってなかったからとはいえ、負け続けて辛かった。
そんな思いが一瞬ちらつきながらも、闘争心全開でなおも必死で走り続けた。
その後、前を走るバイクを視界に捉えたところで、チェッカーフラッグが振られ、レース終了。
後で分かったことだが、ヨッシーは周回遅れだったので、躍起になって追いかけなくても、勝っていた。
そんなこんな、トップと同一周回の9位でゴールとなりました。
13位以降は1lap以上遅れとなる程、転倒者が続出する難しいレースであったとはいえ、大事なレース中に転んだのは、ダメな事であるし、この結果にはやはり自分自身少し不甲斐なさを感じています。
完全に納得の行く結果ではなかったけど、同時に楽しむ事も出来ました。
さて、レースも終わったことですし、スタッフの生活の為に、一経営者の顔に戻らねばなりません。
また、レースを思いっきって出来るようになるため、今日から経営を頑張ります。
長々と読んでくれたあなた、ありがとう。
KTM250SX-Fと共に、また必ずこのフィールドに戻って来ます。
そのために、もっともっと大きくなります。